九戸村では、令和5年4月から、帯状疱疹予防接種にかかる接種費用の一部助成を開始します。帯状疱疹は50代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれていますが、予防接種を受けることによって、発症や重症化の防止が期待できます。
■帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)と同じウイルスで起きる皮膚の疾患です。子どもの頃にかかったみずぼうそうのウイルスが、治癒した後も体内に長期間潜伏し、加齢や免疫力の低下が原因で再活性化して帯状疱疹を発症することがあります。体の片側に神経痛のような痛みが起こり、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に広がります。症状は3~4週間ほど続きます。
50歳以上では、帯状疱疹を発症した2割が帯状疱疹後神経痛(皮膚症状が治った後も、長期間にわたる痛みが続く症状)に移行するといわれています。
■帯状疱疹予防接種
生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)と不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)の2種類があり、50歳以上の方の帯状疱疹の予防を目的に、任意接種(予防接種法の対象外)として実施されています。どちらのワクチンで接種を受けても助成の対象です。
■助成の内容
◇助成開始日
令和5年4月1日
◇助成の条件
・50歳以上の住民(助成は生涯で1回限りです。)
・令和5年4月1日以降に受けた接種であること
◇助成額
・生ワクチン …接種金額の2分の1(上限11,000円)×1回
・不活化ワクチン…接種金額の2分の1(上限11,000円)×2回
■助成までの流れ
1.医療機関にて接種を受ける。予約が必要です。
(二戸管内で受けられる医療機関は【帯状疱疹ワクチンの接種を受け入れ可能な医療機関】をご覧ください。それ以外の八戸や盛岡などの医療機関で接種した場合も助成対象になります。)
2.必要書類をそろえて役場保健福祉課(九戸村保健センター)で助成の申請をおこなう。
3.申請後、約1か月程度で助成金が口座に振り込まれます。
■助成申請方法
◇申請に必要な書類
①申請書…保健センターにあります。
②請求書 〃
③接種年月日および接種ワクチンが確認できる書類
④領収書(原本)
⑤印鑑
⑥振込口座のわかるもの(接種者本人の口座)
※接種から6か月以内に申請してください。
【参考】帯状疱疹ワクチンの接種を受け入れ可能な医療機関(料金表) (PDF 108KB)