秀吉との戦いに敗れ、1591年九戸政実と7人の武将が、宮城県の三ノ迫(現在の栗駒市)で打首となりました。家臣の佐藤外記が乞食に姿を変えて、九戸政實の首級(しゅきゅう)をひそかに持ち帰り、この地に鎮めたとされています。長い間、一部の村民にその存在は知られていましたが、昭和51年の調査で確認されました。直径6メートル、高さ約1メートルの円形の盛り土があり、縦29センチメートル、横27センチメートル、高さ18センチメートル、縦15センチメートルの苔むした方形の石が重ねられています。現在は供養塔も建っています。