不動明王の素朴な木彫りによる像が2体伝えられています。もともと一体は九戸神社妙見菩薩の脇本尊としてあったもので、明治元年の官命により長興寺に移されました。もう一体は不動堂の本尊でしたが、廃社により長興寺に移されました。いずれも桂でつくられた一木造の仏像です。高さは90センチメートルと87センチメートルで、幅はどちらも38センチメートルの立像です。いずれも村の有形文化財に指定されています。