邪鬼を踏みつける毘沙門天は北の守り神。鎌倉末期の作と見られる、高さ83センチメートル、幅32センチメートルの毘沙門天立像。桂の木の一木造り。本尊である妙見菩薩の脇本尊として神社に安置されています。右手に剣を持ち、主の毘沙門天よりも大きく勇ましい顔の彫刻を施した鎧を身につけ、やわらかな法衣を中にまとっています。法衣の紋様は飛雲くずれ(わらび)様の画風で描かれています。神社に残る貴重な仏像で、村の有形文化財に指定されています。