木の根、草の根、粘土から取った絵の具で描かれたものといわれています。江戸末期のもので、山高部の高さ32センチメートル、両端の高さ27センチメートル、幅が上部46センチメートル、下部45センチメートルの剣先形の画面です。明治2年正月、九戸妙見崇敬者の奉納によるもの。富士山、海、武士、家屋が描かれた清楚な画風の「泥絵額」です。