棟札(表) 棟札(裏) 栗板でつくられた九戸城主寄進の棟札です。寸法は、長さ82センチメートル、幅20.3センチメートル、厚さ0.7センチメートル。「天文7年9月19日、大檀那源政実」(九戸政実)と記された、村の文化財のなかでも最古のものです。政実公が生存当時残された記録して唯一の貴重なもの。ただし当時の年齢が若年すぎることから、政実公と見るべきか異論もあがっています。大工の藤九郎は室町幕府の番匠で、御所勤番を終えた中央建築のベテラン。