村民インタビュー
身近に触れられる
九戸の自然を満喫
桜庭 美代子さん
千葉県我孫子市から移住
1954年生まれ
Q.移住の時期と
きっかけを教えてください
A.
こちらに来たのは2017年7月。九戸村出身の主人の父が入院生活から在宅療養となり、義母と一緒にそのサポートをするため、急きょ移住を決めました。私は鹿児島で生まれ、主人とは東京の職場で出会い、結婚後は千葉県我孫子市に自宅を構えて40年間住んでいました。主人の仕事の都合で、私は単身で主人より3年早く移住しました。
Q.移住して
初めて経験したことは
A.
畑仕事です。自宅近くの畑で、義母から野菜作りを教わりました。作っているのはブロッコリー、ダイコン、トマト、ナス、キュウリ、ササゲ、ゴーヤ、ツルムラサキ、パプリカ、タマネギ、ニンジン、トウモロコシ。とれたての無農薬野菜はとても美味しく、それを食べられるのは幸せなことです。野菜はほとんど買わないですね。
Q.九戸村には
すぐ馴染めましたか
A.
周りがいい方ばかりで、ありがたいです。ご近所の方は畑仕事をしていると「頑張ってるね」と声をかけてくださったり、うちで作っていない野菜をお裾分けしてくださったりします。また、お隣の奥さんは私と同様に他県出身で、いろいろ気にかけてもらっています。ドライブに誘っていただき、折爪岳や戸井良沢水芭蕉公園に行ったこともあります。
Q.好きな風景はありますか
A.
午前中は家事や畑仕事に追われていますが、昼食後は時間に少し余裕ができるので、移住して1年間は近所をあちこち散策しました。熊野神社の紅葉やカタクリの群生はきれいですし、川の移ろいやせせらぎ、たくさんの野鳥にも癒されます。散歩しながら木の実や葉を拾い、飾ることも。自然豊かで美しい風景が数多くあります。
Q.九戸村の郷土料理で好きなものは
A.
義母に教わった「じょうす」は、見たことのない料理だったので印象的でした。押麦をたっぷりの水に浸し、煮干しを入れて火にかけます。麦が軟らかくぷっくりとしたら、ダイコンのせん切りとニンジンのせん切りを入れます。野菜が煮えたらお味噌を溶き入れて、最後にネギを散らします。トロッとしていて優しい味わいですよ。
Q.趣味はなんですか
A.
本を読むことです。自宅から歩いていける距離に九戸村公民館図書室があるので、2〜3週間に1回ぐらいの頻度で通っています。話題の新刊なども入荷されるので、ジャンルは問わず、興味を持った本はどんどん借りています。
Q.日常生活で
不便なことはないですか
A.
ペーパードライバーなので、車での移動ができないのですが、自宅そばにバス停があり、運行本数は少ないながらも、地域の大きな病院に行く路線がありますし、日用品の買い出しにも利用しています。スーパーは徒歩10分ほどのところにあるので便利です。自転車にも乗るので、あまり不便は感じていません。
Q.九戸村に望むことは
A.
高齢化が進んでいるので、若い世代が元気に発信したり、活躍したりできる場があるといいなあと思います。最近はオブチキのおかげで地域が盛り上がり、地元高校生もPR活動に参加しているので、私も応援しています。5,000円以上の買物でオブチキ特製マフラータオルがもらえるレシートラリーでは、タオルを3枚ゲットしました!
Q.やってみたいことは
A.
去年は知り合いの方からマツタケ、コウタケ、シメジなど、いろいろな種類のキノコをいただきました。自分も山に入って、きのこ狩りに挑戦したいです。キノコ採り名人が案内してくれるツアーがあったら、ぜひ参加したいです。周囲には気軽に登れそうな低めの山がたくさんあるので、ガイド付きでトレッキングに出かけるのもいいですね。